【事実婚】まだ30歳だけど遺言を書いてみた
こんにちは。
30歳で事実婚しました、くりぃむです。
事実婚にするにあたって不安だったのが、お互いが死んだ後の財産分与です。
(気が早いかもしれませんが…笑)
法律婚だと、配偶者が自動的に相続人となりますが、
事実婚だとそうはいきません。
というわけで、あらかじめ遺言書を残しておくことにしました。
遺言のために準備したものと、おおまかな内容をまとめてみました。
※ちなみに夫&私…ともに30歳。夫は公務員、私は去年まで正社員で、結婚してからパート勤務です。
※今回は「公正証書遺言」という手続きを取りました。
遺言書の種類と作成方法|はじめての相続について|福岡相続サポートセンター (e-souzok.com)
遺言書作成時に準備するもの
※行政書士さんに送付
・通帳のコピー
・株式がある場合…内容がわかるメモ
・生命保険証書コピー
・不動産がある場合…固定資産税評価証明書
・その他(死亡退職金、遺族年金など、勤務先での福利厚生制度)
・上記資産の金額のメモ(資産の金額によって手数料が変わるとのこと)
我が家はふたりとも30歳で、主な資産はこれまでの貯金ぐらいです。
夫=貯金と生命保険
私=貯金のみ
遺言に記載しました。
遺言の内容【夫→妻への遺贈】
行政書士さんに、
「法律婚の相続と、できるだけ同じになるようにしてください!」
とお願いした結果、この内容になりました。
①金融資産を内縁の妻に遺贈する
具体的な口座名を記載。
最後に「その他遺言者と取引するすべての金融機関」と記載し、変更があっても大丈夫なようにしてもらいました。
②子がいる場合
「遺言者に子がいる場合は、1/2を妻に、1/2を遺言者の子に遺贈する」
③生命保険の受取人について
契約時に父親に設定していた受取人を、妻に変更する旨を記載しました。
具体的な保険名を記載。
④遺言執行者について
「遺言執行者」を妻に指定。
遺言執行者は、死後の金融資産関連の手続きについて、「相続人の同意を必要とせずに単独で行う権利がある」そうです。
夫の両親や兄弟の同意は必要なく、妻本人が行えるってことですね。
遺言の内容【妻→夫への遺贈】
夫→妻とほぼ同じですが、
「夫との間に未成年の子がいる場合は、夫を未成年後見人に指定する」
という内容を追加しました。
父親の場合は、認知や後見人の指定をしておかないと、子どもとの関係が保証されないのが母親と違う点ですね。
手数料関連
今回は、公証役場での手数料で約60,000円、
証人の日当で10,000円かかりました。
資産の量によって手数料は大分違うみたいです。
さらに行政書士さんへの依頼料もかかっているので、なかなかの出費…。
詳しくは↓のページをご参照ください。
Q. 公正証書遺言を作成する場合の手数料は、どれくらいかかるのですか? | 日本公証人連合会 (koshonin.gr.jp)
手数料
【財産の金額にかかる手数料】(5000円~)
遺言に関係する財産の金額で異なる。今回は、彼の貯金・彼の生命保険・私の貯金の金額分にそれぞれ手数料がかかったみたいです。
【遺言加算】全体の財産が1億円以下の場合は、1通あたり+11,000円
【枚数による加算】(遺言のページ数1枚あたり250円)
今回は遺言書は6枚で、原本・正本・謄本の3種類作成。1人あたり約3,500円でした。
証人の手配料
当日立ち会ってくれる証人が2名必要です。
知人に頼んでも良いようです(相続に関わる内容なので親族はNG。)
適当な人がいない場合は公証役場が手配してくれます。
彼の異動に合わせて、全く新しい土地に2人で引っ越したばかりなので、
周りに信頼できる知り合いはなし…。
証人1名あたり5,000円、2人お願いして10,000円かかりました。
感想
★まさか自分が30歳で遺言を書くことになるとは思いませんでした。笑
お金がかかるので、結婚後何年かかけてそろえる方も多いようです。
「どうせなら一気にやっちゃおう!」と考えたのですが、想像以上にお金がかかる…。
法律婚にしない分の安心はお金で買おうと決めたので、仕方がないですね。
★最初に遺言を書いたことで、夫に対して、
「生きてる間だけではなく、死んだ後のことも任せる相手」
「お互いに人生そのものを預け合う相手」
なんだなあ、と改めて実感しました。
貯金も稼ぎも夫の方が多いですが、
これだけの手数料を払ってでも
「妻に遺産を残したい」
と考えてくれたのは素直にありがたいです。
死後の金融関連手続きも私がちゃんとやるから安心してね!笑
来週、公証役場に提出に行く予定です。