くりぃむの日記

自分の名前が好きで事実婚したアラサーのブログ

よくある義両親とのすれ違い、かと思ったらジェンダーギャップの話だった

こんばんは。くりぃむです。

付き合って2年、出会ってからは10年以上になる彼と、今年3月に事実婚しました。

 

いざ結婚するとなると、実家挨拶の訪問日程や両家顔合わせなど、お互いの親を含めて話し合う機会も増えてきますよね。結婚前に交流があればスムーズですが、そうでなければ、実家ごとの習慣・考え方の違いに驚いてしまうこともあります。私自身も、相手の親との大きなすれ違いを経験しました。しかも、その原因は根深いジェンダー観の違いにあったのです。

 

 

 

問題が発覚したのは、数年間の遠距離恋愛を経て婚約し、同棲を始めたことです。結婚すると夫の姓に合わせる方が多いですが、私は珍しい苗字、かつ長女。付き合う以前から、結婚するなら妻姓にしたいと彼に話していました。しかし、彼の両親は改姓に反対。同棲前、私と彼は500km以上も離れて住んでおり、2か月に1度ゆっくり会えるかどうか。名前の件については、同棲してから彼ときちんと話し合うつもりでした。

 

 

 

ところが、一緒に住み始めた時、彼の両親はすでに激おこ状態だったのです・・・。

 

 

 

「いつまで親を待たせるのか」「心配をかけるな」と彼を叱責。私へのヘイトがたまり、「くりぃむは何も考えていない、自分勝手なわがままGirl(意訳)」と愚痴をこぼしていたそうです。

 

 

 

私ははじめ、すれ違いの原因は「時間感覚の違い」だと思っていました。(私=のんびり屋さん、彼両親=テキパキタイプなんだと思っていた)「いつまでに決めるかを明確にしなかったので、相手を不安にさせてしまった」と考えたのです。しかし、彼と話し合いを重ねる中で、本当の原因は違うということがわかってきました。

 

彼の両親が妻氏婚に反対だと聞いたとき、私や両親は、これから話し合って結論を出すのだろうと思っていました。一方、彼の両親は「男側の親がNoと言ったのだからそれで終了」という感覚だったことがわかったのです。夫婦対等と考えるか、決定権は男性にあると考えるかの差がすれ違いの原因でした。

 

結婚は異文化交流だとよく言われます。私自身も「同棲を始めたら、彼やその両親の考えをよく理解して話し合おう」と思っていました。でも、まさか、話し合う必要すらないと思われていたとは・・・。

 

特に現代は、ジェンダー観が大きく変化する過渡期にあります。昔ながらの男女観の人と、男女平等を自然だと感じる人が混在している状態だともいえるでしょう。結婚するうえで、相手側も自分と同じだろうと思いこまず、きちんと確かめておくことは大切です。

 

 

 

 

といいつつ、確かめるのは結構むずかしいんですよね・・・。

 

彼両親が抱くジェンダー観を理解したときは、正直ショックでした。ただ、結婚前に気が付いて良かったとも思います。違いがわかれば対策を考えることができるからです。お互いの価値観を知るために、結婚前に「姓選択どっちにする?」と話してみるのは大切なことかもしれません。