【事実婚】いざという時のために…任意後見契約書いてみた
こんにちは。くりぃむです。
約2か月、事実婚のために、様々な証書の作成をすすめてきました。
最後の書類は…
「委任契約、任意後見契約及び死後事務委任契約公正証書」(移行型)
ざっくり言うと
・ 「私に何かあった時のことは、この人に任せてください」という内容を、
・「普段」「判断能力がなくなったとき」「死後」の3契約に分けて
1つの書面にまとめたものです。
それぞれの契約書の内容を簡単にまとめました。
参考↓ 文面例も見ることができます。①~③を別々に作ることも可能です。
委任・任意後見・死後事務委任 | 加古川公証役場
①委任契約
判断能力があるうちから、生活・療養看護・財産の管理について依頼する。
病気などで自分で行動できない場合に必要。
【依頼の内容例】財産の管理、生活に必要な物品購入等、保険契約関連、市役所等での手続き、医療・治療・介護に関する手続きなど ※自由に決められます
②任意後見契約
認知症など、自分で判断ができなくなった場合の後見人になってもらう。
財産の管理&介護・生活面の手配が中心。
・配偶者の判断能力が低下したら、家庭裁判所に後見人選定の申し立て
・主治医やヘルパーから説明を受け作業を進める
・任意後見監督人(弁護士等)とのやりとりも行う
・①に加えて、住居関連の契約、遺産分割等の協議、登記関連を代理
③死後事務委任契約
死後の様々な手続きを依頼する。
通夜・葬式・埋葬など、死後の財産に関する手続き、身辺整理など。
今回は①~③まとめて1つの書面にしましたが、バラバラにつくることも可能です。
手数料
①~③の3本立て、【夫→妻】【妻→夫】の2パターンで公正証書を作成。
55,000円×2名分=110,000円かかりました。
【ざっくり内訳】公証役場の手数料 11,000円×3本×2人分、枚数に関わる手数料 17,000円×2人分、登記手数料 5000円×2人分(※行政書士さんへの依頼料は除く)
感想
手数料だけでなかなかのお値段!! (毎度言ってる気がしますが)
別姓婚できないので、現時点ではこれがベストだと思いますが、
金銭的負担は大きいです。
法律による保証の差は大きいなと改めて感じました。
一方で、「結婚」が法律上ではどんな契約なのかを知れたのは面白かったです。
契約書を通して、相手の人生のどんな部分を請け負うのかはっきりしました。
「他人の手続きを自分がやる」ことが保証されて、
しかもそれが嬉しい関係ってなんだか不思議ですよね。
結婚以外なさそう。
来週は作った書類を公証役場に提出してきます!